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ラビスタ東京ベイ宿泊記 | デラックスツイン(スタンダードフロア)

2022年に豊洲市場の隣にオープンしたラビスタ東京ベイの「デラックスツイン(スタンダードフロア)」に宿泊した感想です。

ラビスタ東京ベイとは

アクセス・立地

ゆりかもめの市場前駅から徒歩1分という立地です。有楽町線の豊洲駅から2駅、りんかい線の国際展示場駅からも2駅(有明駅乗り換え)です。

すぐ隣には豊洲市場があります。豊洲市場は観光客向けの飲食店(海鮮だけでなく喫茶やカレーなども)がありますが、13時~15時頃にはほとんど閉まってしまうのでご注意を。また市場が開いていない日は飲食店も閉まるので開市日を調べてからホテルを予約するのがおすすめです。

周辺は豊洲市場内を除くと徒歩圏内にはほとんど飲食店もありません。ゆりかもめで豊洲駅か、お台場まで出るか、ホテル内のカフェやホテルJALシティの1階レストランがおすすめです。

予約

以下の予約サイトから予約できます。

デラックスツイン(スタンダードフロア)宿泊記

スタンダードフロアのデラックスツインルームに宿泊しました(30時間ステイ)

ホテル外観・ロビー

海側から見たホテル外観。外から見てもけっこう大きな建物です。

ロビーは高級感があります。自動チェックイン機もカウンターの左手にありました。

ソファーもたくさん並んでいるので、チェックを待つ間も座っていられます。チェックインする人が多い15時前の時間帯は座っている人が多くいました。

客室

ベッドルーム

29平米と、ゆとりのあるお部屋です。天井高もあるので、都内のホテルとしてはかなり広く感じました。

窓側には二人で腰掛けてもゆとりがあるソファーと、写真では見えづらいですが椅子もあります。

電話や電気ケトルなどが置かれているスペースではパソコンを広げて仕事も出来そうです。WiFiの通信速度は客室内で200Mbps以上出ていたので、かなり高速でした。

バスルーム

浴室とトイレがしっかりと分かれているタイプです。

洗面ボウルの高さがちょうど良かったです。建物が新しいので設備もきれいで清潔感があります。

お風呂場はマンションタイプで見た目の豪華さはありませんが、とても使いやすいです。

トイレも清潔で、臭いもありませんでした。

良いな、と思ったのはトイレにドアが付いているのはもちろん、脱衣場にもドア、そしてベッドルームにもドアが付いていた点です。ベッドルームとトイレの間に合計3枚のドアがあるので、カップルや友人同士で宿泊しても安心です。私はホテルに宿泊すると部屋のトイレを利用しづらいと感じることがあるので、ラビスタ東京ベイは「最高」でした。音は何も聞こえません。気兼ねなく用を足せます。

アメニティ・備品

パジャマは上下セパレートタイプ。サイズ感が良く、着心地が良かったです。

コップが用意されていました。

電気ケトル

ベッドサイドには照明とエアコンのスイッチに加え、コンセントとUSBポートがあります。USBは2.0Aと書かれていたので、iPadなども充電出来ると思います。

お水が2本無料でした。左手には大浴場に行くときに持っていくタオル類。ちゃんとカバンに入っているのがうれしいです。

加湿空気清浄機

冷蔵庫の中は空でした。

アメニティ類

客室には水と歯ブラシ程度のアメニティしか置かれておらず、必要なものを1階ロビー横のカウンターから自由に持っていきます。上の写真は紅茶とインスタントのコーヒー。

キャンディや「雷おこし」などのお菓子もありました。

アメニティはクシ、カミソリ、綿棒など一般的なビジネスホテルと同等の内容です。化粧水などはありませんでした。

部屋風呂、大浴場ともシャンプーなどはサラヤ製。備え付けなので持ち帰りは不可ですが、こちらの方が使いやすくて良いですよね。

客室眺望

客室からの眺望。眼下に見えるのは環状2号線です。正面左手には東京五輪の選手村として使われた晴海が見えます。

分かりづらいですが上の写真中央にスカイツリーが見えます。この日は小雨が降っていたため、「下半分」しか見えませんでしたが天気が良ければしっかりと目にすることが出来るでしょう。

晴海ごしに東京タワーも見えます。

夜のようす。豊洲大橋が鮮やかにライトアップされていました。

晴海大橋方面も夜景がきれいです。天気が良ければスカイツリーのライトアップもちゃんと見える距離です。

朝食

朝食はこんな感じです。

目玉は海鮮丼。いくら、まぐろ、すずき、かんぱち、カツオなどがありました。食べ放題です。カツオは若干の臭みがありましたが、鮮度も悪くはなく朝から贅沢な気分でした。

デザートにケーキとフルーツも用意されています。

朝食会場からの景色。運良く窓側の席だったので、目の前に東京ベイの景色を目にすることが出来ました。

私が宿泊したのは8月末の平日でしたが、8時台の時点でテーブルが7割以上埋まっており、ビュッフェ台の周辺が混雑していました。サラダを取るのに数分待った以外は特に待ち時間は発生しませんでしたが、土日祝など宿泊客が多い時期は待ち時間が発生するかもしれません。

朝食無しで予約して、豊洲市場に食べに行くというのもアリかなと思いました。

海鮮丼はかなり豪華ですが、朝食のクオリティは全体としてホテルの値段相応かなと思いました。ヒルトンやインターコンチネンタルなどの高級ホテルのレベルではなく、ビジネスホテルのおいしい朝食という感じです。海鮮丼があるだけも印象は強烈なので、満足度は高いと思いますが「高級ホテル」のレベルを期待してはいけません。

ホテル内施設

宿泊した階の自販機コーナー。右手には電子レンジも設置されていました(部屋にレンジは無い)

14階には無料のアイス。お風呂上がりに食べるとおいしいです。眺望の良い場所に椅子が並んでいたり、無料のマッサージチェアもあるので最高でした(マッサージチェアは混んでいた)

有料のジム。利用している人の姿はありませんでした。人通りの多い通路から丸見えになっている点が少し気になりましたが、目の前は豊洲市場そしてレインボーブリッジなので眺望は最高です。

写真はありませんが、大浴場が本当に素晴らしかったです。車で運んできた天然温泉(一部浴槽)で、広さもあり眺望もきれいです。男湯にはドライサウナ、女湯はドライサウナに加えミストサウナとミスト岩盤浴もあります。サウナ内は良い香りが充満しており、温度は少し高め(ドライサウナ)でした。

露天風呂もあり、お風呂に1時間以上滞在してしまいました。脱衣場にはウォーターサーバーもあるので、休憩も捗ります。

お風呂にはバスタオルが無いので、部屋から持って行ってください。入室時にルームキーと、女湯は暗証番号も必要です。お風呂は深夜も営業していますが、朝10時までなので長時間ステイや連泊する人は注意してください。

プール(有料)も利用したので、利用方法や感想は以下の記事で紹介します。

ラビスタ東京ベイのプールを利用した感想・利用方法など

感想

客室の防音性

トイレとベッドルームの間にドアが3枚ある点が「最高」だと思います。私はいつも配偶者とホテルを利用していますが、音が気になってしまってホテルステイの時に大きなストレスを感じていました。ラビスタ東京ベイは気兼ねなくトイレを使えるので、本当に素晴らしいです。この点が合格ラインに達していたのはこれまでに浅草ビューホテルホテルKSP(溝の口)だけでした。これら2つのホテルとくらべても、ラビスタ東京ベイは安心感がありました。

また、目の前は6車線もある環状2号線が走っていますが、車の音が気になることもありませんでした。滞在中、空気清浄機を付けていたのでその音で完全にかき消されています。また、廊下から話し声が聞こえてくることも滞在中一度もありませんでした。ベッドルームと玄関の間にドアが1枚あるので、カップルで泊まっても安心だと思います。

不満に感じた点を挙げると、隣の部屋との間の音が聞こえた点です。深夜に隣室から「いびき」が聞こえていました。ふつうに滞在している分には問題無いと思いますが、部屋間の防音性は一般的なビジネスホテルの水準(アパなど)を明らかに上回るものの、ヒルトンやインターコンチネンタルなどの高級ホテルの水準を下回るかなと思いました。

総評

「この値段」で「この内容」は満足度がかなり高いです。都外から泊まりに来るのもおすすめですし、都内在住の方がちょっとした気晴らしに、手軽に利用できるホテルだと思います。

これまでに泊まったホテルの中では、20代の利用者が多かった印象です。騒いでいるような感じではなく、カップルや女友だち同士でゆっくりと、楽しそうに滞在していました。中高年の女性同士で泊まりに来ている人や、家族連れの姿もあり、地方の交通アクセスが良い温泉地のような客層だと感じました。

プールや大浴場だけでも時間はどんどん溶けていきますし、お部屋も快適なのでホテルの中だけでも十分楽しめるホテルだと思います。「高級ホテル」を求めている方にはおすすめしませんが、普段着で気軽に出来るおすすめのホテルです。